【体験談】28歳、私の卵子凍結②

現代社会において、女性のライフプランの多様化が進む中、結婚や出産のタイミングは大きな課題となっています。特にキャリアを重視する女性にとって、卵子凍結は重要な選択肢の一つです。しかし、日本ではまだ十分な情報が少なく、具体的なプロセスやリスクについて知る機会が限られています。

今回は、28歳で卵子凍結を経験し、女性が自分のライフプランを自由に描ける社会を目指して株式会社THREEを立ち上げた甲斐秋帆さんにインタビューを行いました。卵子凍結の実体験、メリットやリスク、高齢出産の問題などについて、彼女の視点から詳しくお話を伺います。

卵子凍結を検討している方や、女性のライフプランに関心のある方にとって、非常に参考になる内容となっています。それでは、甲斐さんのインタビューをお楽しみください。

卵子凍結 体験談
もくじ

卵子凍結と高齢出産のリスクについて

排卵誘発剤の副作用などの不調はあった?

私の場合は、排卵誘発剤の副作用はなかったものの、術後の腹痛がありました。

事前に副作用のリスクについて情報は得ていた?

採卵時のリスクとして、健康な体に傷をつけるため出血のリスクがあること、体内の水分量が減少し血栓のリスクがあることを聞いていました。

高齢妊娠のリスクについて

日本産科婦人科学会は、高齢妊娠のリスクについて警告しており、高齢出産には母体や赤ちゃんに負担をかけることは理解しています。卵子凍結をしたから高齢出産を選択するというよりは、ライフプランの兼ね合いで出産が遅くなる、その場合の卵子の老化による先天性疾患のリスクを避けるため卵子凍結を選択しました。卵子凍結は、「選択肢を増やす」ために行っています。

​卵子凍結と晩婚化について

晩婚化と卵子凍結についてどう考える?

晩婚化が進み、第一子の出生時の年齢も上がっています。生殖の最適期は20代前半と言われますが、社会的なライフステージを考えると現実的に難しい状況です。女性も貴重な労働力であり、社会が晩婚化を推奨する形になるのは仕方ないと思っています。
そのため、女性が自立し、様々な選択肢を確保した上で子供を持つのが理想だと考えています。その場合に、生殖医療を活用してサポートを受ける選択肢があるのは良いことだと考えています。

卵子凍結と少子化について

卵子凍結が少子化対策に繋がる?

卵子凍結によって出産年齢が後ろ倒しになる可能性もありますが、私は卵子凍結をしてもしなくても1人目は遅くなると考えています。若い卵子を使うことで高齢でも妊娠しやすくなるため、少子化対策に繋がる側面もあると思います。

卵子凍結に関する女性向けのサービスについて

卵子凍結に関する女性向けのサービスについて

卵子凍結は多くの女性にとって魅力的な選択肢ですが、情報が不足しています。様々な情報をまとめて見られるサービスがあれば良いと思います。メディアや情報発信者が積極的に情報を提供し、女性が安心して相談できる環境を整えることが重要です。

テレビ朝日「報道ステーション」の密着取材

卵子凍結の際に、テレビ朝日「報道ステーション」密着取材が行われております。

以下よりぜひご視聴くださいませ。

AMH検査キット 卵子凍結
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